〜花火大会の会場〜
長谷「わぁーすごい人だね!」
藤宮「この辺じゃ結構大きいお祭りだからね。屋台もたくさんあるし♪」
長谷「藤宮さんはこの花火大会に毎年来てるんだったよね?」
藤宮「うん、そうだよ。でも友達と行くのは初めてだからすっごく楽しみだったんだぁ♪屋台で食べ歩きしたりみんなであの綺麗な花火をみたり…」
山岸「香織ちゃ〜ん、私わたあめ食べた〜い。」
藤宮「うん♪じゃあ、一緒に買いに行こうか?長谷くん桐生くんちょっとわたあめ買ってくるね!」
長谷「あ、藤宮さんはぐれたら危なっ…」
桐生「ん…」グイッ
山岸「ふぇ?ど〜したんですか?桐生くん。」
桐生「はぐれないようにつかんどけって言っただろーが。それにお前も藤宮も携帯持ってないんだからはぐれたらおしまいだろ。」
山岸「あぅ。そうでした〜。」
藤宮「私もちょっとはしゃいじゃってそこまで気が回らなかったよ。ごめんね。」
長谷「謝らなくていいよ!何か食べたいものとかあるならみんなで買いに行こう!」
藤宮「そうだね!じゃあまずはわたあめを買いに行こう♪」
山岸「わぁ〜い♪」
テクテクカコカコ
長谷「えっと、わたあめわたあめ……あ、あった!あったよ!山岸さん!」
山岸「お〜わたあめだぁ〜。では買って来ますね〜」
桐生「ちょっと待て。俺もついてく。長谷と藤宮はそこのはじっこで待っててくれ。」
藤宮「う、うん。わかった。」
山岸「わたあめ〜♪わたあめ〜♪」
桐生「はいはい。」
長谷「じゃあ、藤宮さんあっち行こうか。」
藤宮「うん♪」
******
〜藤宮長谷sid〜
長谷「今度は藤宮さんが食べたいものを買いに行こうか?」
藤宮「ありがとう。そうだなぁ〜ちょっとお腹空いてるし焼きそばが食べたいかも!あ、でもたこ焼きも捨てがたいしー。うーん、どうしよう。」
長谷「俺も焼きそばとたこ焼き食べたいし二つ買って半分こにしない?あ、でも俺となんかじゃ恥ずかしいかな?」
藤宮「そんなことないよ!長谷くんありがとう♪じゃあ、お言葉に甘えて半分こさせてもらうね♪」
長谷「よっしゃ!」ボソッ ガッツボーズ
藤宮「ん?」
長谷「い、いやぁ、なんでもないよ、なんでも。」
藤宮「そう?沙希ちゃんたち買えたかな?」
長谷「そろそろじゃないかな?あ、ほら来た来た!山岸さーん、将吾ー!」
******
〜山岸桐生sid〜
山岸「わたあめ〜♪わたあめ〜♪おじさん、わたあめくださ〜い」
桐生「普通の棒についてるやつと袋に入ってるやつがあるみたいだけどどうするんだ?」
山岸「そうですね〜。あ、この袋かわいい!これをお願いします〜」
桐生「そんな決め方かよ。まぁ、袋の方が安全だしいいけどな。」
山岸「えーっと、お金お金。巾着だから取り出しにくい〜。」
桐生「これでお願いします。」 小銭を出して払う
山岸「へ?あ、桐生くんありがとうございます〜。あとでお金渡しますね〜」
桐生「別にこれくらいいいから。買ったならさっさと行くぞ。」グイッ
山岸「わわわっ。はぁ〜い♪あ、香織ちゃん達だ!香織ちゃ〜ん」
******
〜全体に戻る〜
藤宮「沙希ちゃん!わたあめは無事に買えた?」
山岸「うん♪これ〜」わたあめ出す
藤宮「袋に入ったやつにしたんだね!私もこれよく買ってたなぁ♪なんか沙希ちゃんの見てたら私も食べたくなってきちゃったかも…買ってこようかなぁ。」
山岸「ならこれを一緒に食べませんか?大きいから1人じゃ食べれそうもないので。」
藤宮「いいの?ならもらっちゃおうかな♪ありがとう、沙希ちゃん!」
山岸「じゃあ、早速はいあ〜ん♪」
藤宮「あ、あーん。うん美味しい♪」
山岸「でしょ〜香織ちゃんにもあ〜んして欲しいな〜」
藤宮「いいよ!はい、あーん!」
山岸「あ〜ん♪やっぱり香織ちゃんに食べさせてもらうわたあめは格別ですな〜」
藤宮「もう、沙希ちゃんたら。」クスクス
長谷「う、羨ましい。羨ましすぎるよ山岸さん。」ボソッ
桐生「……そんで、次はどこにいく?欲しいものがあるやついるか?」
長谷「あ、俺と藤宮さんが焼きそばとたこ焼き買いに行きたくて!」
桐生「なら行くか。たこ焼きなら俺も買うかな。」
テクテクカコカコ
藤宮「あ、焼きそばあったよ!隣にたこ焼き屋さんもある!」
長谷「本当だね!どっちから買いに行こうか?結構並んでるし…」
桐生「俺達がたこ焼きを買うからお前らは焼きそばを買いに行け。たこ焼き2つ買っておくから。」
長谷「そうだな!ありがとう。あ、お金渡しとく。はいこれ。よろしくな!」
桐生「おう。待ち合わせは…あそこでいいか。もしわからなくなったら俺の携帯に連絡してくれ。」
長谷「わかった。行こうか藤宮さん。」
藤宮「うん!」
桐生「山岸もわたあめ食べてないで行くぞ。」
山岸「ふぁ〜い。」モグモグ
******
〜たこ焼き屋さん〜
山岸「たこ焼きも焼きそばもたくさん並んでますね〜」モグモグ
桐生「そうだな。まぁ、屋台の定番だしこの時間だからみんなお腹空くんだろ。」
山岸「そうでしたね〜。言われてみれば私もお腹空きました〜」
桐生「たこ焼き食うか?」
山岸「食べたいです〜」
桐生「ならお前の分も買ってやるよ。」
山岸「ありがとうございます〜。でも払ってもらってばかりは悪いので、んしょっと、はいこれどうぞ!」 わたあめ差し出す
桐生「どうぞってこれ俺がお金出したんじゃねーか。まぁいいけど。ありがと。」 受け取ろうとする
山岸「違うよ〜。あ〜ん、だよ?」
桐生「…っ//。お前分かっててやってんのか?」
山岸「へ?」キョトン
桐生「なんでもねーよ。ったくしょうがねーなー。あ、あーん///」
山岸「あ〜ん♪どうですか?」
桐生「まぁ、普通に美味い。」
山岸「よかった〜。はい、これたこ焼きのお金。400円で足りるかな?」
桐生「別に気にしないけどまぁもらっておくよ。ありがとな。」
山岸「ママにできるだけ人におごらせたらダメって言われているので〜」
桐生「なるほどな。良いお母さんでよかったな。」
山岸「はい〜でも桐生くんも私のことお世話してくれて気にかけてくれて良い人ですよ〜♪」
桐生「それは幼馴染としてのよしみだ。」
山岸「それでも嬉しいことには変わりないのでありがとうございます〜」
桐生「別に…あ、順番来たみたいだ。たこ焼き3つ下さい。」
山岸「たこ焼き良い匂いですね〜」
桐生「よし、買えたし行くぞ。」
山岸「香織ちゃん達は大丈夫かな〜?」
桐生「あいつらならいつものほんわかした空気まとわせて周りをピンク色にするくらいだから平気だろ。」
山岸「そうですね〜」
桐生「まぁ、俺達も対して変わらないのかもしれないけどな。」ボソッ
山岸「なにか言いました?」
桐生「なんでもねーよ。ほら行くぞ。」
山岸「はぁ〜い♪」
******
〜焼きそば屋さん〜
藤宮「うわぁ、たくさん並んでるねぇ。」
長谷「そうだね。でも屋台だから買う時間はそんなにかからないから意外とすぐ買えるんじゃないかな?」
藤宮「そうだね♪ところで長谷くんはこの花火大会にくるのは初めてなの?」
長谷「そうだなぁ。花火だけなら家から見えたりしてたからたまに見てたけど会場に来て見るのは初めてかも!」
藤宮「そうなんだ!遠くから見る花火も素敵だけど近くで見る大迫力の花火もとっても素敵なんだよー♪」
長谷「そうなんだ!楽しみだなー♪花火を見るのにオススメの場所とかはあるの?」
藤宮「えっとね、いつも見てる場所があるんだけど周りにあんまり人がいなくて穴場なんだ♪今日もそこで見たいなって思ってるんだけど。」
長谷「穴場とかいいね!じゃあ、ある程度食べたいもの買ったらその穴場に行ってそこでゆっくり食べようか?」
藤宮「そうだね♪」
長谷「ところでさ…さっき山岸さんとその…あーんとかしてたけど普段からしてるの?」
藤宮「え?うん、自分からは恥ずかしくてあんまりしないけど沙希ちゃんからされたらよくするよ!」
長谷「そ、そうなんだ!やっぱり友達だとそういうことするの普通だよね!うん。」
藤宮「そっかぁ。確かに沙希ちゃんも藍ちゃんとか舞子ちゃんとかとしてたし!あ、友達でやるなら長谷くんともやらないとおかしいよね?えっと、恥ずかしいけどどうしよう。」アワアワ
長谷「あ、そんな恥ずかしいなら無理しなくていいんだよ!でも欲を言うとやってみたいなと思わなくはないけど…//」
藤宮「そ、そうだよね。友達ならしたいって思うよね!うん、わかった!恥ずかしいけど長谷くんともっと仲良くなるためにあーんする!今は食べさせてあげられる物なにもないけど…」シュン
長谷「え?本当にいいの!?やったー!あ、それならたこ焼き食べさせ合いっこしようよ!」
藤宮「長谷くんが喜んでくれるなら頑張るよ!私もその…したくないわけではないし…///えっと、そうだね!たこ焼きにしようか。」
長谷「ありがとう///」
藤宮「うん///」
藤宮長谷「…///」(セリフとして言う時は「っ」とか「ぅぅ」とかそんな感じの恥ずかしがる感じで)
長谷「あ、そろそろ順番だよ!焼きそば2つくださーい!」
藤宮「あ、お金…」
長谷「いいって!俺が出すよ!」
藤宮「でもたこ焼きも長谷くんに出してもらっちゃってるし…」
長谷「じゃあ、こうしない?俺が払う代わりに藤宮さんにあーんしてもらう!」
藤宮「え、でもそれは…」
長谷「いーのいーの!これなら恥ずかしい気持ちも少しはマシにもなるでしょ?」
藤宮「確かにそうかもしれないけど…」
長谷「ほらもう買い終えたから待ち合わせ場所に行くよ!」
藤宮「あ、長谷くん待ってー」
******
〜待ち合わせ場所〜
桐生「俺たちの方が早かったみたいだな。」
山岸「そうですね〜。でももう来たみたいですよ〜香織ちゃ〜ん、長谷く〜ん!」
藤宮「あ、沙希ちゃん!結構並んでて買うの大変だったよ。ごめんね、待たせちゃったかな?」
山岸「私達もさっき来たところだから大丈夫だよ〜」
長谷「じゃあ、他に買いたい物ある人いる?」
桐生「俺、ともうろこし食いたい。」
藤宮「私はチョコバナナとあんず飴食べたいかも♪」
山岸「私も香織ちゃんと同じの食べたいです〜」
長谷「よし、じゃあ俺は藤宮さんと山岸さんと一緒に買いに行くから将吾は別行動な!俺の分のとうもろこしとあとじゃがバターもあったら買ってきてくれないか?」
桐生「めんどくせー。まぁ、通りがけにあったら買っておいてやるよ。」
長谷「ありがとう、将吾!各自買い終わったらまたここに集合してそしたら花火見るための場所に行こう!」
山岸「その場所はどこなのですか〜?」
藤宮「私が毎年見てるあまり人もいない穴場の場所だよ!ここからすぐ近くだから待ち合わせもここでいいと思う。」
桐生「んじゃ、行ってくるわ。つかの間のハーレム楽しめよ。」
長谷「なっ、ハーレムじゃないって!」
桐生「はいはい。」
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〜各自買い終わって花火見る穴場到着〜
山岸「うわぁ〜ここが穴場なんですね〜屋台が小さく見える〜」
長谷「ほんとだー!ちょっと階段きつかったけど登ったかいあって誰もいないね。」
藤宮「そうなの!ここからだと全部の花火が綺麗に見えるし星も景色も綺麗だから本当に素敵な場所なの♪」
長谷「藤宮さん、教えてくれてありがとう!」
藤宮「いえいえ♪花火始まるまであと30分くらいあるし冷めないうちに食べちゃおう!」
長谷「そうだね!あ、これたこ焼き。さっき将吾からもらったんだ!これから食べようか?」
藤宮「あ、うんそう…だね。」
長谷「ん?どうしたの?藤宮さん。」
藤宮「えっと、そのね、さっき焼きそば並んでる時にその…たこ焼きであーん…しようって話してたから。」
長谷「え?…あっ///そういえば話してたね…」
藤宮「うん、だから…はい、あー…ん///」
長谷「うっ///あ、あーん///」
藤宮「ど、どう…かな?//」
長谷「と、とっても美味しいよ!ちょうどいい感じに冷めてて中もそんなに熱く無かったし!」
藤宮「よかったぁ。たこ焼きって中が熱くて私もたまに口の中火傷しちゃうことあるから一口で一気にいって大丈夫だったかなって思ってたから…じゃあ次は長谷くんの番だね///」
長谷「あ///うん、そうだね。藤宮さん、はいあーん///」
藤宮「あ、あーん///うん、美味しいよ♪」
長谷「よかった!一口で食べても平気だったでしょ?」
藤宮「うん♪いつもは熱くてこんな風に食べたこと無かったから新鮮で嬉しいな!」
長谷「それならよかった!」
桐生「なんだここ、すげぇ暑いんだけど。」
山岸「あ、香織ちゃんと長谷くんもあ〜んしてる〜!ねぇねぇ桐生くん私にもたこ焼き食べさせてくださいな〜」
桐生「いやだね。それくらいは自分で食べろ」
山岸「え〜でもさっきは…」
桐生「ばっ、それ以上言うな!あーもう、長谷たちの前じゃ無ければ考えてやる。」
山岸「わぁ〜い、約束ですよ〜?」
桐生「わかったからさっさと食え。」
山岸「はぁ〜い!」
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〜みんなが食べ終わって花火が始まる時間〜
アナウンス「まもなく打ち上げ花火が開始されます。五万発の花火をお楽しみ下さい。」
長谷「あ、そろそろ始まるみたいだよ!」
藤宮「ほんとだね!あ、始まったよ♪」
山岸「すご〜い、綺麗だな〜」
桐生「そうだな。」
藤宮「本当見惚れちゃうよねー!」
長谷「そうだねー!(俺は藤宮さんの浴衣姿に見惚れちゃうけど)」ボソッ
藤宮「へ?今何か言った?花火の音でよく聞こえなかったの。」
長谷「う、ううん。なんでもないよなんでも!」
藤宮「そう?」
桐生「(花火の火の粉が来たのかってくらいにあちぃな。)」ボソッ
山岸「桐生くん、さっきから暑いって言ってるけど大丈夫ですか〜?あ、そうだ!帯の後ろにうちわがあるから仰いであげますね〜。…ぱたぱた〜どうですか〜?少しは涼しくなりましたか〜?」
桐生「おう、涼しくなったなありがとな。」
山岸「えへへ〜。花火綺麗ですね〜」
桐生「そうだな…」
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〜花火大会が終わって帰り〜
藤宮「このあとどうしようか?屋台はまだもう少し開いてるけど。」
山岸「私、ヨーヨーすくいときんぎょすくいやりた〜い!」
長谷「その辺はさっきは回れなかったしね!じゃあ、そうしようか?将吾もいいよな?」
桐生「あぁ。」
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九条「この花火大会も久しぶりだな。相変わらずの人だぜ。あれ、もしかして藤宮香織か?昔と同じ浴衣着て変わらないな。距離あるし声かけるのは無理そうだな。まぁ機会はまたあるだろうしいいか。」
*ちなみに九条くんは香織ちゃんのお下がりの浴衣を着た沙希ちゃんを香織ちゃんだと勘違いしています。(遠くからの後ろ姿を見ただけなので)
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藤宮「楽しかったねー♪」
山岸「うん、すっごく楽しかった〜!桐生くんが途中でやってた射的とかいうのがすごかった〜」
藤宮「本当にね!長谷くんのきんぎょすくいもすごかった!あの勢いだとあそこにいた金魚みんなすくっちゃいそうだったし!」
長谷「あ、ありがとう藤宮さん///きんぎょすくいは昔から好きでよくやってたから得意なんだ!射的は将吾に負けちゃったけど…」
桐生「別にあんなの簡単だろ。」
山岸「桐生くん、このぬいぐるみありがとうございます〜」
桐生「別にたまたまとれただけだから」
藤宮「それでもすごいよ!じゃあ、今日は本当にありがとう♪すっごくすっごく楽しかった!友達との花火大会がこんなに楽しいなんて初めて知ったからすごく嬉しいの!帰ったら日記に全部書いておかなくちゃ!」
山岸「私も香織ちゃんたちと屋台回ったり花火見たりできて楽しかったよ〜」
長谷「俺もすっごく楽しかったよ!誘ってくれてありがとう、藤宮さん!」
藤宮「いえいえ♪桐生くんも楽しめたかな?」
桐生「まぁ楽しめた。」
長谷「将吾は素直じゃないんだから。将吾も楽しかったって!」
藤宮「それならよかったぁ。じゃあ私と沙希ちゃんはこっちだからまたね長谷くん、桐生くん!」
長谷「気をつけて帰ってね!ばいばい!」
桐生「じゃあな。」
山岸「ばいば〜い!」
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〜帰宅後藤宮家〜
藤宮「本当に今日は楽しかったぁ♪最後にみんなで食べたかき氷も美味しかったなぁ♪私はいちごミルクだったから大丈夫だったけど沙希ちゃんと長谷くんは抹茶ミルクとメロンだったから舌が緑になっちゃって桐生くんもブルーハワイだったから青くなっちゃって…ふふっ、面白かったなぁ♪」
藤宮「今日のことも日記にちゃんと書いておかないとね!」
藤宮「そういえば長谷くんとあーんするときは沙希ちゃんとするときと違う気持ちになるのはなんでなんだろう?まぁ、よくわからないけど大丈夫かな?」
藤宮「よしっと…日記も書き終わったしおやすみなさーい。」
おしまい